7年前……ホストクラブの頂点の街、東京・Kにあった
伝説のホストクラブ、
そこには『帝王』と呼ばれたオーナーの下に、
『planet6(通称P6)』と呼ばれる6人のスターホストがいた。
――ルシフェル
――クロノス
――マルス
――ユピテル
――オーディン
そして、もう一人……
――ルーナ。
ホストを志す者、誰しもがこの店に憧れ、この店で働くことを夢見た。
P6達の人気は絶好調。
ナンバー1を決められない程、6人とも人気が高く、売り上げは拮抗していた。
そんなある日、オーナーである帝王がP6を集めた。
オーナーは自分が深刻な病気であることを告白。しかも先はもう長くないという。
そこで、オーナーはP6にある提案をする。
「お前達、P6の中の一人に、『Club Galassia』を譲る」というものだ。
6人は、今度こそ、No.1をハッキリさせようとするのだが……
そんな折、ある事件が起こる。
――それは、P6の一人、ルーナが不審な死を遂げたのだ。
5人となってしまったP6。
ルーナの死は、病気でも事故でも、ましてや自殺でもない。
きっとルーナはP6のメンバーの誰かに殺されたのだ……。
互いにそう思い込み、疑心暗鬼になっていた。
そして、それからというもの、残された5人は亡くなったルーナのことについては固く口を閉ざすようになった。
このルーナの死をきっかけに、残された5人は皆、『Club Galassia』を去り、バラバラに。
しばらくして病気であったオーナーも人知れず、地方の病院で亡くなったらしい。
と、同時に、『Club Galassia』そのものも姿を消した……。
あれから7年……
かつてP6であったルシフェル、クロノスは自らの手で、東京にホストクラブを立ち上げていた。
――ルシフェルは、
故人の意志を継ぎ、
『東京・K』に
を、
彼らはそれぞれの場所で、かつての『Club Galassia』の輝きを復活させようとしていた。
各店には、極上のホスト達を集めた。
そして、これも運命なのか、宿命なのか……
7年の時を超えオーナーの遺言であるP6の争いがここに再燃。
再びホスト界の頂点・No.1ホストクラブ、
そしてNo.1ホストを目指すことになる!